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2016/7/25 ガラパゴス携帯の分解(F-01B)

身の回りの電子機器を分解する記事第4弾です!

今回はこれを分解してみました。


ドコモのガラパゴス携帯(F-01B)です。

このガラケーの分解は前からやりたいなぁと思っていたのですが、
Y字ネジというタイプのネジが使われていて、
普通のプラス・マイナスドライバーでは回すことが出来ませんでした。

ですが、この前ホームセンターで精密ドライバーを見つけて買ってきたので、
いけるな!と思いやりました。




こちらが買ってきた精密ドライバーです。
プラスネジ用、Y字ネジ用、星形ネジ用がそれぞれ2つずつ入っていて
値段は1000円弱でした。




最初はドライバーを使わずに外せるところを外していきます。
裏側のバッテリーやFOMAカードを外して、カメラと指紋認証部分の外側を
マイナスドライバーで引っぺがしていきます。




次は表側を外していきます。
テープでべったりとくっ付いているので、例によってマイナスドライバーを差し込んでいきます。




表面を一通りはがし終えたら、次はネジを外していきます。




表側のネジを外して、上のカバーを取ると基板部分が見えてきました。
黒いテープやコネクタが見えていますが、
このコネクタ、電子辞書でやったコネクタだ!と、
某教材の宣伝漫画張りの閃きでサクサク外せるようになったのは
ちょっとした進歩かなと思います。

電子辞書の時はコネクタ&テープで固定されていたので手間取りましたが、
このガラケーはコネクタのみで固定されていたのでスムーズにできました。




次は裏側に回ります。
カバーの後ろの見えにくい位置にネジが隠れているので
それを外していくと、少しずつ基板感が増してきました。




表の基板は1つ大きいのがドーンとありましたが、
裏側は幾つかのパーツが積み重なっていたので
力ずくで取っていきます。

カメラモジュールやら何やらが取れていきました。




最後にボタン部分を外していきます。
裏側にボタンをちゃんと反応させるためのでっぱりがついていたので外します。




ボタンの表側は1個1個がバラバラになっています。
この辺りはゴムのボタンとは違った感じになってますね。




ボタンの基板部分はこんな感じです。
入力を受け取る部分はテレビリモコンのものよりもさらに簡素な感じになっている印象です。






ということで、今回の分解は終了です!



感想としては、ちょっと前にテレビリモコンの分解をしたからかもしれませんが、
テープやスポンジで接着されている部分が多いなと感じました。

分解で何に一番時間がかかるかと聞かれると、間違いなく接着部分を剥がすことで、
電子辞書もそうでしたが、ディスプレイ周りは特にガッチリくっ付いているのでしんどかったです。

マイナスドライバーが本来の用途とは別の使い方でとても役立ってます!



携帯電話は、ガラケー⇒折り畳み式ガラケー⇒スマホと進化していきましたが、
外側に露出する部品がドンドン減っているんだなというのを改めて感じました。

ガラケーの部品で一番取れやすそうなのはボタンかな?と思うのですが、
それが折りたたまれて表に出ないようになって、
スマホではボタンそのものがなくなっちゃってますからね!?
これ作ったやつは天才かぁ!?と、当然のことを今さらながら実感します。

いやぁ、内側はテープでベッタベタ接着されてるんでしょうか?
分解者(デコンポーザー)泣かせだなぁと思います。



それから今回購入した精密ドライバー、とっても使いやすかったです!
持ち手の部分が、手を回さなくてもネジを回し続けられるようになっていたのが便利でした。

今まで使ってたプラス・マイナスドライバーのセットは300円ほどで買ったのですが、
そんな親切な機能が付いたものではなく
手を何度も持ち替えながらネジを回していました。

お金が出せるならちょっと高くても良いものを買ったほうがいいのかなぁという感じです。

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